測定日:2017年5月31日 10:00~15:15 晴れときどき曇り 北東の風2~4m
測定地:埼玉県秩父郡小鹿野町飯田853
測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
移動測定 平均空間線量 0.066μSv/h
2014年9月の平均空間線量は0.063マイクロシーベルト、今回は0.066マイクロシーベルト。測定高も地表50cmと5cmと違います。
《 定点測定 》
写真1 駐車場すみのたまり土です。セシウムのピークがはっきりと表れています。たまり土は小まめに掃除をして取り除くと線量は確実に落ちます。
写真2・3 いくつか遊具が新しくなっていた子どもの広場、どちらもセシウムは表れていません。この場所の自然放射線が考えられます。測定しているとたくさんの幼稚園児が坂道を駆け下りてきます。どこで遊んでいたのか早くに来た子どもたちは遊具で遊びだしました。駐車場には小鹿野町内の幼稚園の中型バスがドアを開けて止まっています。午前中みどりの村で遊び引き上げるところのようです。まだ遊び足りないのかなかなかバスに向かわない子も。
写真4 前回気付かなかった空き地です。ほどほどに草が刈ってあり、入れたので測ってみました。ちょっと高めの空間線量でセシウムも表れています。
写真5 前回より少しは手入れがされていましたが、アスレチック遊具の傷みは進んでいました。使用禁止の立て札のある遊具も。安全のため撤去した方がいいのではないかと思います。空間線量は値のわりにセシウムはあまりないようです。
写真6 こちらはいくらかセシウムが表れています。
写真7 前回と同じ場所を測っています。若干ですが空間線量が上っています。右の表をみるとセシウムのピークはなくこの土地の自然放射線の影響と思われます。
写真8 イベントでよく使われる広場の中央です。線量は高いわけではないですが、ここはセシウムのピークがみられます。
写真9 熊に注意の山道を登って辿り着いた展望台です。前回同様木々が繫って景色はほとんど見られません。テーブルとベンチもますます朽ちてきている様子。訪問者はとても少ないのでしょう。この場所もセシウムは表れていません。
写真10 前回も空間線量の高かったところです。草は刈ってありましたが、管理の人以外は訪れる人もいないようです。
《まとめ》
平均空間線量は0.066μSv/hと決して低くはないのですが、定点測定のスペクトル表をみると解るようにセシウムはあまり表れていません。セシウムだけでなく、みどりの村がある山の自然放射線の影響で空間線量が少し高くなっていると思われます。
小鹿野町 その他の測定ポイント
ようばけ、志賀坂峠
※小鹿野町の除染基準
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