測定日:2017年8月4日 10:00~14:10 曇りときどき晴れ 南東の風2~3m
測定地: 群馬県桐生市新里町鶴ヶ谷460-1
測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
移動測定 平均空間線量 0.042μSv/h
2005年オープン、面積48ha、出来るだけ自然環境に近い状態で多種にわたる昆虫を飼育している大規模な県営施設です。なんと総工費は73億円のスゴイ施設です。入場料は大人410円です。場所は旧新里村、桐生市の西側、赤城山の南面側になります。
放射能に関しては、地図の●(0.06µSv/h未満)を見てわかるように、群馬のクールスポットかと思うほど、低い空間線量でした。どこで遊んでもほぼ心配ありません。
《 定点測定 》
ここは排水路が土で埋まってしまった場所。山から流れ落ちる雨水が溜まったのでしょう。そのため若干、空間線量が高くなっていますが、周囲は0.04µSv/h前後です。
暑い日差しの中、小さな子供たちが、捕虫アミをもってトンボやバッタをとっていました。測定していても汗びっしょり。でも木陰の風が涼しくて、お昼には、わざわざここに戻り、木陰の下で昼食をとりました。空間線量は非常に低いのですが、上のグラフにはセシウムのピークが見えます。
ここでは、子供たちが竹馬をして遊んでいました。空間線量も低く、セシウム137のピークもはっきりしません。
写真4 山の下の池の傍です。山から流れてきた雨水がたまってもおかしくない場所ですが、セシウムのピークも見られないし空間線量も低いです。
写真5 つつみ池までが調子よく下って来たので、こんどは登り道です。休憩がてら測ってみました。とても低線量ですが、うっすらとセシウムのピークが見えます。
写真6 苔むしてほとんど使われていない遊具、この公園へ来るのは昆虫好きなこどもたち、アスレチック遊具では遊ばないようです。
写真7 写真の右の方に大きいカブトムシがうじゃうじゃいました。木の周りは立ち入り禁止にしてあり、採って持って帰ってはいけません、と書いてありました。くれぐれも見るだけです。
写真8 朽ちて廃屋になった炭焼き小屋です。その上の方であまり人も居ない場所です。線量は非常に低いです。
写真9 ここもあまり人の来ない所のようです。下草は刈ってありましたが、人が歩いた形跡はなかったです。ここも非常に低線量です。
写真10 昆虫の森に唯一あった濃縮ポイントです。セシウムのピークがはっきりと見られます。しかし、これだけの広さの自然林公園で一箇所、その線量もさほどではありません。この昆虫の森は桐生市の中でも放射能はあまり降らなかったところのようです。
《まとめ》
桐生市の山寄り、木々に囲まれた山のなかの森公園、かなりじめじめした場所も多く、恐々測定してみると、なんと、低線量。これまで測定した群馬県内の公園、観光地なかで、一番低い値。測定日もたくさんのこどもたちが訪れていた公園、ほんと良かったです。安心しました。
桐生市 その他の測定ポイント
桐生市の除染基準:公園
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