秩父市 彩甲斐街道出会いの丘(雁坂トンネル手前)

測定日:2017年6月10日 12:25~13:00  晴れ 南東の風2~3m

測定地:埼玉県 秩父市大滝5643

測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.084μSv/h     

国道140号埼玉県側のいちばん奥、雁坂トンネル手前にある休憩所です。山梨県との県境で、山を切り崩して造成された場所です。大滝の奥はどうなってるいる? という興味から測定しました。ここも「滝沢サイクルパーク」のような自然放射線の高い場所です。


《 定点測定 》

空間線量はやや高めですが、土壌はセシウム合計で120Bq/kg程度。空間線量の高さは、明らかに自然放射線によるもので、ここの汚染度は埼玉の平均です。

いかにもセシウムが濃縮しそうな場所で測定しました。0.1μSv/h以上で警告音もなりましたが、上のグラフを見てもわかるようにセシウム137の検出頻度は写真1と同じ。これも自然放射線が大きく影響しています。


《まとめ》

 1か所だけの測定で地区全体の判断はできませんが、少なくても雁坂トンネル手前に位置する休憩所施設の福島第1原発事故による影響は小さかったと思われます。群馬経由の放射性プルームの流れはここまでは届かなかったのかもしれません。ここよりも、群馬との県境、国道299号線の志賀坂トンネル付近の線量のほうが若干高いようです。


秩父市 その他の測定ポイント

羊山公園・ミューズパーク・大滝元気プラザ~栃本広場・滝沢サイクルパーク・中津峡森林科学館周辺 

 

※秩父市の除染基準   面的0.23μSv/h(1m高、50cm高)、局所的1.00µSv/h(1cm高)