秩父市 旧大滝中学校(現:総合支所・公民館・図書館)

測定日:2017年6月10日 15:00~15:40  晴れ 南東の風2~3m

測定地:秩父市大滝4058

測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.073μSv/h     

大滝中学跡というと、横瀬の芦ヶ久保笑学後や小川の下里分校を連想しますが、ここはかなり新しく廃校のイメージはありません。体育館などずいぶん新しいようです。今は大滝支所、図書館、公民館になっていますが、なかなか立派な施設です。また、大規模な造成によって作られた空間のようで自然放射線がやや高い場所です。


《 定点測定 》

経験的にセシウムが溜まっているポイントだいたいわかるようになっています。ここは明らかに濃縮条件がそろった場所です。しかし線量0.077µSv/h、グラフにはセシウム137のピークもはっきりしない。簡易的な土壌測定の結果は約220Bq/Kgでした。長年の勘が外れました(笑) でも、外れてよかったです。

勘が外れたところで、同じグランドの中央も測定しまた。写真1とほぼ同じ結果。グラフにはセシウム137のピークも見えません。空間線量は、グランドの砂に含まれる自然放射線が加算された値です。0.02µSv/hくらい加算されていると思われます。

体育館の周りをぐるりと測定、で、ここは勘が働きました。ここにはセシウムが溜まっていました。


《まとめ》

グランドを測定した時点では、学校だから3,11原発事故のあと覆土でもして除染したかもしれないと思ったのですが、学校跡地全体を測定しているうち、全体の空間線量が低いことに気づきました。自然放射線の影響があって0.07µSv/h台ですが、それがなければ0.05µSv/h台になるような気がします。2015年の廃校だということですが、ここは放射能に関しては問題のない学校であったようです。


秩父市 その他の測定ポイント

羊山公園・ミューズパーク・大滝元気プラザ~栃本広場・滝沢サイクルパーク・中津峡森林科学館周辺 

 

※秩父市の除染基準   面的0.23μSv/h(1m高、50cm高)、局所的1.00µSv/h(1cm高)