秩父市 羊山公園

測定日:2017年5月24日 9:47~15:05 曇り  東の風1~2m

測定地:埼玉県秩父市大宮6360

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.055μSv/h     

2014年10月地上高50cmの平均空間線量測定値と今回地上5cmの測定値が全く同じ0.055μSv/hでした。物理的減衰率、測定高の違いにより同じ位の線量になるはずですが、全く同じとは。今回のほうが時間をかけて細かく測定しており、測定点数はだいぶ多くなっています。


《 定点測定 》

1aは、前回地表で0.343μSv/hだった場所です。草は生えてますが空間線量は物理的減衰率のとおりに確実に減ってきてます。放射性物質の流入量と流出量が同じだったのでしょう。1bは右部分になります。たまり土に草が生えてしまってます。駐車場隅のたまり土。濃縮されて線量は高くなってます。

秩父以内が見渡せる見晴らしの丘の中央です。きれいに掃除されており、空間線量も低いです。

前回は測定していません。ロータリークラブが植林した森だそうです。空間線量は羊山公園内ではわずかに高め、人があまり出入りしていないこと、山の下に位置することなどが理由かもしれません。

4・5には、駐車場トイレまわりにかき集めた落ち葉が積み上げてありました。前回この駐車場は測定していないのでいつからあるのか解りませんが高い線量になってしまっています。秩父市の除染基準以下ですが、放射能濃度は数千Bq/Kgが予想されます。近づかないよう気をつけましょう。(埼玉県内の大半の自治体では除染基準を超える値)

写真6・7は同じ広場です。フィールドアスレチックがあるわんぱく広場は低線量で安心です。測定したのが平日だったためか遊ぶ子どもの姿はなかったです。

 前回0.312μSv/hと同じ駐車場ですが、場所は反対側になります。前より草が刈ってあり、高線量だった場所のたまり土は取り除き掃除されていました。
 除染基準の高い自治体で、駐車場や道路のたまり土や掻き揚げ土でホットスポットを見つけた場合、環境課ではなく、公園管理者に対して、掃除をお願いすることで、きれいにしてもらったという事例も報告されています。

写真9 こどもでないと寄って来てくれないヒツジのようで、しばらくカメラを構えて待っていたのですが残念でした。

写真10 前回は芝桜の丘のアスファルトの上を測っています。今回土の場所を測定してます。低線量でした。

前回は芝桜の丘のアスファルトの上を測っています。今回土の場所を測定してましたが、低線量でした。また、芝桜の丘の底は低地ですが、舗装されている上、排水もしっかりしているせいか、非常に低線量です。


《まとめ》

 芝桜のシーズンは周辺が大渋滞となるほとにぎわう公園です。今回は芝桜が終わった後の測定です。それでも多くの人が訪れています。空間線量に関しては、局所的に高いポイントありますが、全体的には問題ない線量だと思われます。

 秩父市は局所的除染基準は1µSv/h以上なので、0.9µSv/hまでのホットスポットはそのままです。みんなで情報を共有し、そうした場所に近づかないよう自己防衛しましょう。


秩父市 その他の測定ポイント

羊山公園・ミューズパーク・大滝元気プラザ~栃本広場・滝沢サイクルパーク・中津峡森林科学館周辺 

※秩父市の除染基準   面的0.23μSv/h(1m高、50cm高)、局所的1.00µSv/h(1cm高)