群馬県 赤城 大沼一周遊歩道

測定日:2017年6月23日 11:00~14:00 晴れ 南東2~4m

測定地:群馬県前橋市富士見町赤城山

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.087μSv/h

 2012年群馬県の方が測定した大沼の周遊道(車道)の測定結果は見て知っていました。今はどうなのか?少しは下がっているのか?子どもたちが遠足等で行ってもよいかの判断資料となる測定にでかけました。


《 定点測定 》

写真1 メイン駐車場のすぐ近くのボート乗り場。楽しそうな白鳥ボートとかが並んでいます。船着場の手前の草地です。空間線量は0.068マイクロシーベルトですが右の表をみるとセシウムのピークが表れています。 

写真2 ボート乗り場からここまでは比較的低い線量で景色をみながらのんびりと測定していました。赤城神社の湖沿いを歩き出したとたん、線量が跳ね上がりついにここまでの値となってしまいました。 

写真3 この場所は周遊道の上です。景色を見ながら散歩したり、沼に下りて釣りをしたりできる歩道です。スゴイ、セシウムのピークです。土壌の簡易測定をしたところなんと8460ベクレル。放射性廃棄物の上を歩いていることになります。 

写真4 天気はくもりで薄手の長袖では肌寒い陽気でしたが、5,6人の男性がテントを張っていました。何故か全員一人で来ていました。孤独の好きな男達?

写真5 キャンプ場から200メートルくらいの場所です。道路わきが広くなっているので駐車することが可能です。群馬県の除染基準を超える線量です。目印に赤い旗を立てて来ました。県に報告しなんらかの対処をしたら連絡をくれるようお願いしてあります。今のところなんの連絡もありません。 

写真6 大沼を反時計まわりに歩いてきて少し空間線量が下がってきたところです。林の中木漏れ日がもれすてきな遊歩道です。でも、わたし達以外だれも歩いていません。

写真7 自然観察とかするための施設のようです。整備されてはいるのですが、あまり利用はされていないようです。


《まとめ》

写真5の高線量ポイントは群馬県に通報しました。が、除染基準1μSv/h(1m)以下なので除染せずの連絡がありました。
群馬県の除染基準は面的・・0.23μSv/h(1m高)
         局所・・1μSv/h(1m高)
局所とは市町村字の範囲。それ以下の範囲は局所となる。当会の通報はすべて(榛名、沼田21世紀の森等)「字」よりも狭い範囲なのですべて局所と判断された。また、赤城、榛名、21世紀の森は県立公園内だが、1m高を基準としている。
現在群馬県が示すような高線量地区は考えにくく、群馬県が管理する施設、公園での除染はほとんど期待できない。




群馬県 その他の測定ポイント

赤城山(大沼・覚満淵・地蔵岳~小沼)、川場村田園プラザ、沼田市民の森 

 

除染基準:群馬県 環境省の除染基準に従う。公園 50cm高 0.23μSv/h