滑川町 武蔵丘陵森林公園

測定日:2017年2月4日 9:34~14:19 晴れ 北西の風4m

    2017年2月5日 9:42~14:21 晴れ 北西の風5~7m

    2017年2月11日 9:34~16:09 晴れ 北英の風2~5m

    2017年2月16日 9:59~13:23 晴れ 南東の風1~2m

測定地:滑川町山田1920

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.052μSv/h

 2度目の測定、前回は子どもの遊ぶエリアだけを測定しましたが、今回は4日間かけて、公園全体を歩きました。300万㎡はさすが広い。これまでに測定した最も広い公園です。全体的にみると広場や森の中は非常に低線量です。森の中の未舗装の散歩道も同じく低線量。それに比べて広い舗装道路の端はやや高めの線量になりました。何カ所か0.1μSv/hを超える場所もありましたが、国の除染基準0.23μSv/h(50cm高)を超える場所はありませんでした。


《 定点測定 》

写真1 人気のフィールドアスレチックです。ほとんどが土の地面にありどこも低線量でした。

写真2 アスレチックのスタートに近い場所。斜面の下ですが、この通りの低線量、子どもたちも安心して遊べます。

写真3 ここは熊谷市らしいです。遠く熊谷の街並みが見える、気持ちのいい場所です。空間線量も非常に低い。

写真4 北駐車場のトイレわきです。駐車場に降った雨が集まるようで、たまり土があります。5cm高の線量は非常に高濃度です。熊谷市や滑川町なら即除染の数値ですが、ここは国の管理、50cm高0.23μSv/h以上でないので通報していません。北口を利用される方は、気を付けてください。

写真5 小さな子どもがたくさん遊んでいました。ここも人気エリアなのでしょう。ドームの隣の最もくぼんだ所で測定しましたが、まったく問題のない線量です。

写真6 わんぱく広場の入口付近、広い舗装面と芝地の接する所です。雨水が集まるのでしょう。ここだけが局所的に高い線量になっています。どこであれ、こうしたハジっこは気を付けましょう。

写真7、8 基本的に森林公園では土の上、芝生の上は低線量です。雨水が溜まりやすい場所に気を付ければ、どこでも同じように低線量です。

 

写真9 道から降りた低地にある広場、いかにも雨水が溜まりそうな場所ですが、排水がいいのでしょう。非常に低線量です。

写真10 ここは広い舗装道路、下り坂の一番下の方です。遠くから歩いてきても、いかにもセシウムの溜まりそうな場所でした。案の定、道路端の線量が高い、道路の反対側は植物園の入口ですが、こちらも同じように高い線量です。坂の下なので、実際に行けばすぐにわかります。 

写真11 道路の端、アスファルトが切れて土になった場所です。森林公園の中で若干線量が高くなるのは、こうした舗装道路の路肩部分の土です。

写真12 道から降りた低地にある広場、いかにも雨水が溜まりそうな場所ですが、排水がいいのでしょう。非常に低線量です。  

写真13 レストラン前の芝生広場です。緩い傾斜です。ここはどこも低線量、芝生の上でゴロゴロしても大丈夫です。

写真14 一番人気はここでしょうか? 大勢の子どもたちがピョンピョンはねていました。子どもでも連れていれば、一緒に跳ねたい気もします(笑) 周囲をぐるりと測定しましたが、どこも問題ありません。

写真15、16は、舗装道路の交差点の端のアスファルトと土の境で、若干低くなった場所です。そこにセシウムが溜まっています。こうした場所は、森林公園のいたる場所にあります。そのうちの何カ所かで0.1μSv/h以上を計測しました。極端に高い線量ではありませんが、こうした場所にシートを敷いてお弁当を食べたりするのは避けましょう。

ひだまりの気持ちいいベンチの前です。ここで休憩したのですが、思いのほか空間線量が高い。やはり道路端で、雨水が溜まるのでしょう。眼下に広がる芝生広場の空間線量は低いのに意外でした。


《まとめ》

 前回の全体の平均空間線量は0.048μSv/h、今回は0.052μSv/h 思いのほか線量が高かったという印象です。もちろん埼玉県内の平均的線量ですので、高いわけではありません。前回は1日で、子供の遊び場を測定し、サイクリング道路を自転車測定したわけですが、今回は4日間かけて、ゆっくり丁寧に測定しました。

 空間線量(放射能汚染)に関して、森林公園は特に低い場所でも、高い場所でもない。ごく普通の平均的な公園であることがわかりました。


滑川町 その他の公園

なかまる公園 げんき公園 滑川町総合運動公園

 

滑川町の除染基準

0.19μSv /h(地上0cm)