東松山市 唐子中央公園

測定日:2017年3月20日 15:44~16:44 晴れ 北西の風 2~4m

測定地:東松山市大字下唐子1169-1

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.064μSv/h

《 0.064μSv/hは自然放射線の影響! 》

東松山市内でもっとも空間線量の高い公園です。高い理由は、公園全体に撒かれた大粒の白い砂です。グランドも通路もまかれています。芝生広場にもまかれています。白い砂からの自然放射線の影響で空間線量が高くなっています。

 体育館と広いグランド、子どもの遊び場 それほど大きな公園ではありませんが、設備が整っています。休日の公園は小さな子どもが大勢遊んでいました。


《 定点測定 》

写真1 排水路の近くで、確かに雨水が集まりやすい場所です。0.102μSv/hですが、自然放射線とセシウムの割合は、HSFだけではわかりません。 

写真2 こちらも斜面の下で、雨水が集まりやすい場所。芝生広場ですが、芝目には土と白い砂が見えます。東松山市の他公園の芝生広場の空間線量は0.045μSv/h前後でしたので、0.025μSv/h前後が白い砂からの自然放射線なのかもしれません。

写真3 芝生広場の中央でも、やや高い線量。ここでは、簡易土壌測定を試みました。結果はセシウム合計が約250Bq/kg。誤差20%としても、200Bq/kgはありそうです。土壌汚染としては決して低い値ではありませんが、これくらいだと空間線量に反映されることはなく、何とも判断に苦しむ値です。


《まとめ》

 空間線量に関しては「白い砂」の自然放射線の影響が大きいと思われます。しかし、1ヵ所だけの測定ですが、土壌汚染度も決して低くはありません。

 自然放射線を気にしても仕方ないという考え方、外部被ばくに関しては、セシウムも自然放射線も同じだという考え方。人それぞれです。

 ともかく、原因がなんであれ、空間線量が東松山市の公園の中で最も高いことだけは事実です。


東松山市 その他の公園

岩鼻運動公園 五領町近隣公園 埼玉県子ども動物自然公園 松風公園 上沼公園 折本山公園 唐子中央公園

 

※東松山市の除染基準 地上1cm 0.23μSv/h(HPより) 

 除染基準は「空間放射線量率が0.23マイクロシーベルト/時間」を超えた場所とし、測定の高さについて、「汚染状況重点調査地域の指定の要件案」では、「地表から50から100センチメートルの高さで測定すること」となっておりますので、通常の場所では、地表から50センチメートル及び100センチメートルの高さとしますが、小・中学校など子どもが多く利用する場所では、地表から1センチメートルの高さの測定値も採用します。