春日部市 大凧公園

測定日:2016年12月19日  10:11~11:43   晴れ 北東の風1~5m

測定地:春日部市西宝珠花637-1

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.058 μSv/h

 今は昔、大凧会館は、地元で製作した大凧の他、日本各地や世界各国の凧、庄和地域の歴史資料室も館内に併設され、1階から4階までを吹き抜けの大きな建物でした。しかし、2011年3月の東日本大震災による施設損傷のため、長期休館となり、2014年10月には解体されました。ここは、その跡地の作られた公園です。公園の北を流れる江戸川河川敷は、1月中旬に開催される「春日部新春凧あげ大会」や5月に開催される「大凧あげ祭り」の会場になっています。凧揚げは「関東の大凧揚げ習俗」として、国の選択無形民俗文化財なのだそうです。

 実は、私たちはそんなことは露ほどもしらず、公園の周囲をキョロキョロ見回し、「大凧会館」を探していました(笑)


《 定点測定 》

写真1 ここは大凧会館の入口付近だったのでしょうか? けっこうセシウムが溜まっている様子。会館は2014年に解体されたといっても、周辺は昔のままのようです。

写真2 ここはまさに跡地、一面に白い砂がまかれていて、自然放射線の強いやつです。解体後なら線量は低くて当たり前なのですが、判断の難しい線量です。

写真3 大凧会館の入口の通路のわきだったと思われる芝生地の上は、このように低線量です。

写真4 ここは駐車場からの雨水がたまる場所のようです。たまり土にセシウムが濃縮されています。

写真5 凧揚げ会場となる江戸川河川敷に移動しての測定です。とても広い、広い広場はどこも低空間線量でした。

写真4 ここは駐車場の入口付近。土の駐車場といえ、雨水が集まってたまる場所のようです。セシウムも一緒に集まっているようです。


《まとめ》

 利根川沿いの公園ということで選定したのですが、地形や位置だけの確認で、下調べしていませんでした。印象としては、春日部市のなかでは、やや空間線量の高い公園でした。それほど子どもが集まる場所でもないような印象もうけました。


春日部市 その他の公園

庄和総合公園豊野町第1公園内牧公園一の割公園八幡公園

春日部市の除染基準 面的 1m、50cm、5cmで0.23μSv/h 局所的=5cmで1μSv/h以上