越谷市 県民健康福祉村

測定日:2016年12月8日 10:00~14:50  晴れ 北東の風1~2m

測定地:越谷市北後谷82

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.057μSv/h

《 公園西側 》

《 公園中央部 》

《 公園東側 》

県営の大規模公園です。広大な芝生広場やスポーツ施設、子どもの遊具広場などが充実した公園です。園内は池を除いて、ほとんどの場所が歩けます。


《 定点測定 》

写真1 測定を開始して、すぐにホットスポットの発見です。写真でもわかるように、植込みではなく駐輪場の一部として利用されていました。→除染実施へ

写真2 広大な芝生広場はどこも低線量です。公園はどこでもそうですが、中央で遊ぶに限ります。ホットスポットは隅っこのできるものです。

写真3 測定はまず外周部から始めます。ここでもやや高い空間線量、駐車場に溜まった土を掻き揚げた場所のようです。

写真4 東駐車場の入口です。たまり土に草が生えています。ここもかなり高い線量です。→除染実施へ

写真5 冒険広場はフィールドアスレチック風の木製遊具があります。こうした場所でも、小山の上よりはすその方が若干高くなります。

写真6 ロープ渡りの遊具です。下の部分は窪地になっており、雨水が溜まりそうな場所、測ってみると、思った通りやや高い空間線量でした。

写真7 冒険広場の幼児用スペースでしょうか? 写真5,6の場所がやや高めの線量でしたので、念のため滑り台の降り口も測ってみました。

写真8 冒険広場からかなり移動した場所です。ここは道路が交差した場所で、下り道の隅、雨水がいちばん溜まるところです。つまりセシウムの溜まるばしょです。

《除染の実施》

写真1と写真4の場所は、公園管理事務所の職員に来てもらい、除染をお願いしました。私たちの説明に、職員はその場で、県と相談の上、除染することを約束してくれました。後日除染完了の報告と次のような除染後の測定データが送られてきました。いつもながら、県の測定は厳密です。除染ありがとうござました。


《まとめ》

 大変広い公園で、どこでも歩けるので測定に時間がかかりました。2ヵ所でホットスポットを発見しましたが、私たちの除染要請に対して、県(管理 埼玉県緑地協会)は、迅速に除染を実施しました。福島第一原発事故から6年目に入ろうとしている今も、ホットスポットは約1割弱の公園で見つかります。理論値では、現在の空間線量は事故当初の35%まで低減しているそうですが、放射能(セシウム)は、思わぬ場所で濃縮している現実を実感しました。

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※越谷市の除染基準 1m又は50cmの位置で0.23μSv/h 地上5cmで1μSv/h